人に何かを伝える際私が気をつけているポイント 点ではなく円/岩下太一の自費開業日記
皆さんは人に指導する機会って過去に何回ありましたか?
私は今振り返ってみると結構やっていました。
昔は家庭教師のトライで
中学生の家庭教師
塾講師で小学生の指導
歯科医師としては
インプラントのインストラクター
現在は
IDLで経営セミナー講師
歯科治療を教える家庭教師
デジタル歯科学校の講師(Youtuber)
こんな私ですが
人に何かを伝える際に以下を意識しています。
院長先生や指導的立場の方は参考にして下さい。
①点ではなく円で教える
1つの具体的な事から、その周辺知識を全て伝える。
例えば
当院ではオペの後に反省会を必ず行いますが
その具体的な例(点)から
もし違う条件ならどうする?
もしここで予期せぬ事が起こったらどうする?
などその事例を変化させて起こりうるあらゆるパターン(面)に対応できるようにする。
すると点ではなく面として捉え、その面が重なり合い、いつか全ての面に対応できるようになります。一石二鳥ではなく一石5鳥を狙います。
②誰が?いつ?どのように伝えるか?
同じ内容でも、誰がいつ、どのように伝えるかでその効果は全然違います。
すぐに伝えるべきか?診療後か?
もしくは後日か?
みんなの前で言うべきか?
一対一で話すべきか?
どう言えば相手が納得し理解してくれるか?
自分の感情で言うのは論外で、指導者は相手がわかりやすい、そして理解しやすい言葉をチョイスして伝えなければなりません。
この「誰が、いつ、どのように伝えるか」をもっと意識してみて下さい。
めちゃくちゃ頭使います。
③立場の違いを認識する
院長・経営者の立場と雇用される立場、すなわちスタッフは全然違います。
経営者の考えをスタッフに分かってもらうのは基本的に無理だと思って下さい。
それを踏まえた上でスタッフに気持ちよく働いてもらうにはどうしたらよいかをよく考える。
例えば、新しいシステムを導入する時、院長としては売り上げが上がるし良いと思うかもしれませんが、スタッフからしたら仕事が増えるだけと思うかもしれません。
この新しいシステムが患者様、スタッフにどんな利益をもたらすのかを、わかりやすく伝えるのも院長の仕事です。
④上のものはいつも明るく元気に振る舞う
トップの人が暗いのは絶対にNGです。
さらに気分で人を怒るなんて最悪です。
体調が悪くてテンション低いのは仕方がありませんが、少なくともいつも元気に快活に振る舞う努力は必要です。
⑤厳しく言うか?優しく言うか?
人が本当に変わる究極の瞬間が2つあります。
それは「言葉で思い切りぶん殴られた時」か「大切な人が亡くなった時」です。
指導者は時には言葉でぶん殴る必要がある場合もありますが、それをするとき相手にその覚悟があるかが重要です。
その人を本気で変えてあげるにはこちらも相当なエネルギーが必要ですし、その人も変わりたいと思っているかが重要です。
⑥成長(変化)したくない人もいる事を忘れない
成長欲求が強い人には理解できないかもしれませんが、世の中には成長したくない人もいることを忘れてはいけません。
毎日同じ事を繰り返し年金を貰えるまで暮らしていけたらいいなと思っている人もいます。
そういった方がいると新しい事をやろうとすると反発が起こります。
私は面接の段階で必ずうちは新しい事をどんどんするから成長したくない人は来ないでねって必ず確認します。
どうでしたか?
人を育てるって難しいですよね。
私も日々悩んでいます。
でも成長してくれるとめちゃくちゃ嬉しいですよね。