歯内療法のセンターピンは何だと思いますか?/レオ先生の自費診療日記

歯内療法のセンターピンは何だと思いますか?/レオ先生の自費診療日記



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歯内療法のセンターピンはなんだと思いますか?

私は【感染源の除去】と思っています。
もちろんそれ以外に、防湿を徹底して辺縁漏洩を防ぐこと、根管の生理的な形態を保存することなども重要と考えています。
(これ実は私が専門医試験を受験した時に出た問題です。)

臨床において、これらの基本的なコンセプトというのは昔から大きくは変わっていないと思っていますが、器具・材料・テクニックの進歩によって「できる限り残せるものは残す」低侵襲かつ「できるだけ早く終わらせる」短時間の両面で、著しく技術が発展していることを感じます。

例えばバイオセラミックシーラーの登場やニッケルチタンファイルの進化によって、根管治療時の歯の切削量は大きく減り、またMTAセメントに代表されるケイ酸カルシウム系セメントによって、歯髄そのものを極力残そうという近年の流れを感じます。

そして、リバスキュラリゼーションを始めとする再生歯内療法が盛んに取り組まれ、さらに歯髄自体を再生しようとする歯髄再生治療というものも出始めてきているのが、ここ最近のエンド界の動きといえます。

では
・なぜシーラーやファイルの進化によって歯の切削量が減るのか?
・ケイ酸カルシウムセメントでどこまで歯髄が残せるのか?
・再生歯内療法は結局どのような方法がいいのか?
これらに明確な答えを出せますでしょうか?

実は2024年現在、最新のエビデンスではこの問いかけに対する答えが続々と出てきています。

他にも
・暫間的間接覆髄と部分断髄のどちらがいいか
・石灰化、湾曲根管へのマネージメントをどうするか
・根管治療の予後に関わる因子は何か
・根管洗浄は現時点でどの方法が良いか
・デジタル技術をどう応用するか

など、新たな発表がされては「なるほどなぁ」と思いながら知識をどんどん更新していっています。
もちろん全てをそのまま鵜呑みにするわけではなく、論文に対する批判的吟味もした上で、柔軟にその考えを自身の臨床に取り入れるようにしています。

こうした最新の情報への感度を高めておくことで、治療の選択肢の幅がおのずと広がってくるはずです。

論文ベースによる手法の決定だけでなく、根管治療には手指感覚など治療手技のコツも随所に必要であると日々感じます。

MB2根はどこを探すか?
どこまでを拡大の指標とするか?
穿孔部にはどの材料をどのように置くか?
レッジをどう乗り越えるか?
どのように穿通させるか?

など、実際にやってみないとわからないこともたくさんあるという非常にテクニックセンシティブな分野です。

これまで様々な要望を頂いておりましたが、それにお応えすべく、今挙げてきたような最新のエビデンスに基づく歯内療法のトレンドや根管治療時のコツなどをお伝えするセミナーをついに開催することとなりました。

「痛みがある=即抜髄」

という時代は終わりつつあり、どこまで低侵襲な治療をして如何に歯を残すことができるか?リトリートメントをいかに成功に導くか?
がこの新時代の鍵となってきます。

ご興味ある方は是非一度ご連絡下さい。