自費診療を目指したわけ/レオ先生の自費診療日記
上村先生のアカウントはこちら→@leo_dentist_osaka
あと1ヶ月ほどでスマイルデザインクリニックに勤めてから丸1年が終わろうとしています。
今年は自分自身にとって過去最大級の環境の変化で、そこに飛び込んで良かったと思える1年でした。
今までの歯科医師人生はかなり特殊な方で、大学教員から自費専門医院勤務というある意味両極端な変化はほぼ全ての方に驚かれ
「なんでそれを選んだん?」
とよく聞かれます。
今回は、岩下先生のもとで自費100%診療を目指そうと思ったきっかけや経緯をお伝えしたいと思います。
自費率を高めた開業をしたいと考えている先生方の参考になれば嬉しいです。
元々私が大学に残ろうと思った理由は
・専門性を高めたい
・専門医の資格を取りたい
・臨床以外のこともしたい
・学位を取っておきたい
・歯科医師の父が引退する頃に継承を考えたらいいか
などがありました。
この当初の目標を全て達成することができ、2,3年前くらいから少しずつ退職とその後の開業あるいは継承に向けての将来のビジョンを考え出しました。
まず開業するならどのようなスタイルでするか…を思い浮かべた時、もっとも長く非常勤で勤めた医院が直感的に一番良さそうだなと感じました。
なぜならその医院はスタッフが非常に安定していたからです。
産休育休での多少の離脱はあるものの、私が勤めていた間に退職したスタッフはおらず、のちに岩下先生から経営面で最も重要と伺った
「求人と離職率」
の面が優れているので、参考にすべきところがあるはずだと。
しかし、その医院は近隣に新たな歯科医院ができる様子があまりなく、新患は増え続けるものの、ほとんど全員が保険診療を希望されることから、院長先生は30分に3列治療をこなし、診療後は毎回のように「ホンマしんどいわ」とおっしゃっていました。
その姿を見ると、これを自分が将来何十年と続けるのは、いつか体力切れを起こして疲弊してしまうのではと感じつつ、わざわざしんどいと上の先生が言っているところに突っ込んでいくのはどうなのか?と疑問が湧きました。
そこで、経営の安定と自身の体力の温存を両立させるには自費率の高さが必要なんじゃないかと当時の私は考えました。
ただ自分の中で、自費診療を行うにはオプションが少ないことを実感しており(補綴装置、ダイレクトボンディング、根管治療、義歯くらいしかパッと思いつかなかった)使える武器をまず増やさないと、開業した時に自費率を高くしたい!というのも到底無理があるので、それまでに勉強すべきところはオプションを増やすことだなと課題を決めました。
また、自費診療が多いクリニックを自分の身をもって経験していないのがそもそも無理な話だなと感じた私は、妻に相談したところ
「コンタクト取れる先生何人かいるよ。そのうちの岩下先生は、あなたの実家の近くじゃないかな。インスタで日記とか書いてはるよ。」
と言われました。
そういえば岩下先生の開業当初、噂聞いて何回もホームページ見たわ!(土地勘があるので)こんな住宅街で自費専門!?と思ったことを思い出し、早速行動に移し、お会いする約束を取り付けました。
次回に続きます。