第22話
新時代クリニック〜デジタル歯科治療はスタッフみんなの協力が必須です!〜
2030年の診療スタイルのスタンダードは?
皆さんこれから10年後の歯科診療スタイルを、想像できますでしょうか?
何割かの歯科医院で(半分はいかないと思いますが)日々の診療の中で印象の半分以上が口腔内スキャナーが占めると思います。
そして医院によっては3Dプリンターやミリングマシーンが動き続けているでしょう。
2030年ならAIがある程度の仮歯やプレートのデザインを作製してくれると思います。
仮歯やプレートは数百円から1000円ちょっとで作製できる時代がきます。
ここで問題になってくるのが、デジタル歯科治療はドクターだけが理解し、できたとしても上手く診療が回らないという事です。
スタッフに助けて貰わないといけません。
スタッフを教育し、一緒に練習する必要があります。
スタッフも口腔内スキャナーやパソコンでの歯科ソフトに触れ、さらにスキャンした後のデータの扱いや技工所への送信などは、任せる必要があります。
院長が全部する訳にはいきませんよね!
衛生士さんの仕事に今まで練和印象(アルジネート印象など)があったと思いますが、スキャンによる対合やある程度の印象をお願いする事も増えると思います。
その際に、衛生士さんもスキャンのコツやその他のデジタルの仕組みを覚える必要が出てきます。
当院では、毎日私もスタッフも口腔スキャナーに触れ、3Dプリンターやソフトに触れています。
私がスキャンする際も、マスクをかけたり表面ロックをしたり、マージンを切り取ってもらったり、バッチのサイズを変えたり、先のアイコンをクリックしてもらったりとスタッフに色々して貰ってます。
(今は意味がわからなくて大丈夫です。10年後には皆さんやってると思います。)
何を言いたいかというと、
ドクターが理解し実践できるのは当たり前で、それをスタッフにまで落とし込みクリニック全体で取り組まないといけないということです。
当院ではまずマニュアルを作りました。
そのマニュアルをみんなが使い、足りないところをどんどん足して、秘伝のタレのように進化するマニュアルです。
デジタルはコピペができます!
マニュアルを作り、みんなコピペできれば技術を共有でき早く次のステージにいけます。
私は全てにおいて積み上がる構造になっているかを意識します。
自分の時間が成果として積み上がり、未来の自分の時間を空ける構造になっているかを意識します。
「最初はしんどいが、どんどん楽になる構造」
経験も同じですよね。
失敗はテストであり成功への燃料です。
失敗も失敗のまま終わらせずに検証を繰り返し、次へ活かせば成功への階段として積み上がっていきます。
1人で盛り上がって話が脱線してしまいましたね。。。
話を戻すと
デジタル歯科治療を導入するには、先ずはドクターがしっかりと理解するのはもちろん、スタッフにも教える事を前提で学びましょう。
あと、オススメは1人デジタルに強いデジタル担当のスタッフと学ぶ事が良いと思います。
当院も最初のマニュアルに関してはそのスタッフが取り組んでくれたおかげで、本当に本当に助かりました。感謝しかありません。
その子がいてくれたお陰で当院のデジタル歯科治療は飛躍しました。
本当にありがとうございます。
みんなもデジタル歯科ライフ楽しみませんか!