第26話
新時代勤務医 勤務医時代にファンをつくろう!
これからの勤務医がやっておくべき事は何か?
歯科医師は切磋琢磨、技術を学ぶのは当たり前だが、さらに、もう一つやっておくべき事がある。
それは
「自分のファンをつくる」である。
もう少し具体的に言語化すると
「自分が開業した時に、自分について来てくれる患者様をつくっておくこと」
である。
オーナーである院長としては嫌な人もいるしれないが、もう時代はそうなると私は確信している。
今の時代、SNSのプラットフォームを無料で使えるようになった。「一億総発信者時代」である。
タダで自分の放送局を個人で持つ事ができる。
こんな事は、かつて人類史上無かった!
スマホがインフラになったからだ。
インターネットの普及とスマホの普及。
ここからは4Gから5Gへの通信速度の進歩によって情報の拡散スピードはさらに上がる。
今まで患者様はクリニックを目当てに来ていたが、これからは、患者様は歯科医師である「あなた」を名指しで来て頂ける時代が到来したのだ。
私はこれからの時代、勤務医時代に自分の患者様をいかに集めて大切にするかが非常に重要だと考える。
何度も言うが歯科医師は技術の勉強や習得は当たり前である。
でもそれだけでは生き抜いていけない時代がやってきた。
円安による材料費の高騰。
これにより開業資金や技工代、金属代などのあらゆる物の値段が上がった。
テナント開業では家賃も上がり、人件費もどんどん上がり、かつての待遇ではスタッフが集まらなくなってきた。
しかし保険点数はそれに合わせて上がる訳ではない。これが何を意味するか。。。
10年前と状況が違うのだ。
上の先生と同じ事をやっていて生き残れる訳がない。
今の時代にアジャストしていかないと厳しい現実が待っている。
現実的に歯科医師の平均年収は770万円。
他の業種と比べてびっくりするほど高くはない。。。
今年私は医療法人化を行い、4月から初めて勤務医を雇用した。
彼には先ず技術を習得してほしい。
毎日毎日、審査診断や治療の事を懇々と伝える。
と同時に私のwebマーケティングの考えや手法を教える。
そして私や彼のSNS運用もディスカッションする。
彼が4月と5月に学んだ事は以下のようなコトである。
4月
iTeroスキャン練習
トリオススキャン練習
3Dプリンターで仮歯作製
3Shapeのソフト操作
マイクロの動画撮影
全顎的審査診断
コンサルの練習
「自分自身のSNS運用、インスタ、TikTok運用」
ボトックスコンサル、実施
WebCephの操作習得
ミニスクリュー埋入 etc
5月
3Shapeのソフト操作
サージカルガイド自分で作成、
インプラント埋入
CTから顎骨模型作成
インビザスタート時の説明
分析4件
フルマウス患者治療計画立案1件
クリンチェックレシピ作成と確認
レングスニング
「自分のSNS運用」 etc
これからの時代SNS運用は必須だ。
クリニックにホームページがあるように、歯科医師一人一人がSNSを運用する。
彼には技術習得と同時に、自分のSNSで患者様を呼んでファンをつくって欲しいと強く願う。
キンコン西野さんの「夢と金」でも書かれていたが、物が高く売れる時にはファンによる応援費というものがある。
少し話はズレるかもしれないが、やはり先生が心から良いと思う物をすすめた時にファンである患者様はそれを受け入れてくれる確率は上がる。
それは自費率向上にも繋がるはずである。
これからの新時代歯医者に必要なものとは。。。
もう伝わりましたよね❣️