デジタルwebマーケティング攻略企画 第四弾 「PPC ＝Pay Per Clicを理解しよう！」 （前編） Dr.岩下のPPCの歴史と移り変わり！

実は私の1番初めてのwebマーケティングは2011年から始まったのだ。
それはPPCのリスティング広告からだ。

PPC （Pay Per Clic）とは？
クリックごとに料金がかかる仕組みだ。患者様が「広告」や「スポンサー」をクリックするごとにどんどんポイントが減りゼロになると表示されなくなる。
ちなみにそのキーワードによってクリック単価が異なり、インビザラインなら1クリック500円ほどかかってくる。

2011年に分院長でクリニックを全て任された時点で、既に行っていたのがリスティング広告だった。

GoogleとYahooに25万円づつ。合計50万円、そこに、ポータルサイトの審美歯科ネット、矯正歯科ネットなども入っていたので、合計60万弱ぐらい固定費として広告宣伝費が毎月支払われていた。

それまでの先生も全くwebマーケティングの事をわかっておらず、業者さんに任せっきりでデータさえも取っていないし、もちろん検証もしていなかった。

その頃は私も歯科技術の習得に没頭していたので経営や広告のほうに頭をまわせなかったので仕方がないのかもしれない。。。
いや、言い訳だな。

かろうじて、LP（ランディングページ）を4つぐらい作成したが、ごく普通の内容で特徴はなかった。

その状態で広告を打っても効果がでずに、お問い合わせは劇的に伸びるわけではかった。
かろうじてじわじわと売り上がるものの、それもなんの効果もよくわからなかった。
検証していないので当然だ。

でも広告をかけなければ、患者様が来ないかもしれない恐怖があるので止める事ができない。広告は麻薬と一緒だ。やめれない。

結局、リスティングを2015年のSEOプロのYさんに出会うまでそれでやっていたのだが、結末がすごくて、広告を任せていた人が急に飛んだ。

飛ぶとは、連絡が急に取れなくなって調査してみると破産宣告をして田舎に帰ってしまったらしい。
広告のパスワードだけでなく、ホームページなども全て任せていたので、弁護士を通して情報を聞き出して復活させるのにめちゃくちゃ時間がかかった。

しかも驚く事に、広告費が250万ほど使われずに残っていた。。。
なんじゃこりゃ！ふざけんな！
結局、業者さんも管理していなかった！笑

これをきっかけに、結局自分でやらないと何もわからないし、人に制裁与奪の権限を委ねるなんてなんて恐ろしいことだと気づいた！

自費診療において、ネット関係の情報は全て自己管理しておかなければ命に関わると強く思った。
そこからはサーバーを自分やクリニックで新たに契約して、情報を一括管理することにした。

さらに私はここでリスティング広告を封印して、一度SEOに没頭する事にした。

リスティング広告にかかっていた費用を、全てページ作成とSEOに振り切ったのだ。

麻薬がきれた禁断症状として最初はめちゃくちゃ怖かった。
半年ほど売り上げが少しダウンしたが、そこからは毎月、お問い合わせが増えていった。
結局、広告費の2〜3分の1で毎月SEO を強化し、広告時代よりも売り上げは上がっていった。

私が再び、リスティングに手を出したのは2021年だ。
6年ぶりに封印を解いてやったLP作成とリスティング広告。果たしてその結果は。。。
（後編へ続く）