第11話 最終アポは夕方4時 アフターファイブを楽しめるクリニックづくりとは?

第11話

最終アポは夕方4時~アフターファイブを楽しめるクリニックづくりとは?~

2023年3月1日 当院は
医療法人スマイルビジョンに進化しました。

それに伴い最終アポは夕方4時で診療時間は5時まで!
当院は診療が終わり次第帰ってよいシステムなので、実際は夕方4時代で帰る事がほとんど。
週の勤務時間は39時間をきることが多い。

最近では、終わる時間が早いクリニックがどんどん増えて来ています。
そしてそのような医院に人が取られて、求人に困っている歯科医院が多くなっているのではないでしょうか?

話だけ聞くといいなぁって思うかもしれませんが、ここまでくるには三年間の検証を行い、多くのステップをクリアした結果、可能であると判断しました。

では、どのようなステップをクリアしたのか?

①時間的に患者様が来てくれるのかの検証!

3年間の患者様が来院される時間帯を見てみると意外と5時より前に患者様は来て頂けます。
開業当初から、できるだけアポを前から詰めていくように心がけてきました。
その結果、5時閉店が可能だという結論に至りました。

②スタッフは喜んでくれるのか?

夕方5時前後に帰るには朝8時半前に来なくてはいけません。
満員電車に乗らなくてはいけないスタッフが出てきます。
一番のネックはこれでした。
嫌がるスタッフがでないか心配でしたが、スタッフの満場一致で早く帰るほうが嬉しいとのことでした。
やはり、みんな早く帰りたい!笑

③デジタル歯科治療による業務の効率化

やはり石膏を極力流さなくて済むのはかなりの時間短縮になります。
皆さんもスタッフが1日で石膏に携わる時間はグロス(合計)で何時間が計算してみてください。
技工物を送る時は配達員に渡すまでの時間も計算してください。
それを省けるようになれば、今よりかなり早く終われると思いませんか?
IOSや3Dプリンタも重要!

④経営的に成り立つのか?

夕方5時で閉店したら、経営的に厳しくなるなら実施することはできません。
それは患者様に良い治療が提供できなくなるからです。
お休みの日か時間をコントロールできる方々が多いので、夕方でないと来れないという人は意外と少なかったのです。
しっかりと説明とその価値を提供できていれば患者様はその時間帯に合わせてくれます。

⑤院長の昼ご飯時間無し!笑

私が昼ご飯の休憩が無くても大丈夫なのか?
結果的に全然大丈夫でした。
三年ちょっとやってみて、あと10年はいける判断しました。
もちろんスタッフは間で交代で1時間休憩してもらってます。

⑥当院で診てもらいたいという患者様へのブランディングができているのか?

有名な三ツ星レストランは来年しか予約がとれない店もありますが、これもブランディングの一種ですね!
そこまででないにしろ、その時間帯に合わせて来て頂ける患者様を呼ぶことが重要となります。
すなわち、選んでもらえる歯科医院であり続けるために、治療技術の向上はもちろんその技術力の発信も重要です。

これらのステップを全てクリアでき、検証した結果、9時5時診療となりましたとさ。。。