第13話 新時代教育 モノマネ開業からの脱出!

第13話

新時代教育 モノマネ開業からの脱出!

開業する時、ほとんどの先生が勤務医時代の上の先生のモノマネ開業をします。
なぜなら知らないものは頭の中に存在せず、具現化できないからだ。

「教育は一世代ズレる!」

これは、子供の教育についてもそうだ。

学校の先生も自分が学生時代に受けた教育を無意識に再現してしまう。

戦後教育は平均的な機械的サラリーマンをつくり出す教育であり、今の時代にそぐわない。
でも、ほとんどの学校でそのまま提供されているのが現状だ。

ごく稀に先生の中に、自分が習った先生のやり方に疑問を持ち改革を行う人が現れる。

そこではじめて変化が起こり、徐々に広がっていく。そのスピード感を私は一世代ズレると表現している。

今はインターネットやテクノロジーが進化し、個別教育が可能になった。

Chat GPTなど色々なテクノロジーを駆使すれば、各人の能力にあった教育が可能だ。

教師はティーチングアシスタントに特化し、分からないところだけ導びく役割に徹して、知識、情報を伝える授業はAIにして貰えばよい。

では歯科界ではどうだろうか?

治療に関してはセミナーが充実し、自分で好きな技術を学べる環境が整ってきた。

上の先生がやらない治療をマスターするのに困らない。
さらにオンラインでも受けることができ、本当に良い時代になった。

では、経営についてはどうだろうか?

歯科経営について学べる環境は整っているだろうか?

答えは「否」である。

すなわち、自分が勤めていた上の先生の経営の仕方をそのまま真似るしかない。

でも、本当にそれで良いのだろうか?

スマホが現れてビジネス界に革命が起こった。
そして、SNSがさらに変化を起こした。

飲食などの店舗ビジネスでは2015-16年にInstagramでの集客が主流になり、歯科界では2018年ぐらいから本格的に始まった。

すなわち、5年前より前に開業した先生方の中にはInstagramでの集客を中心としたビジネスモデルを知らない人もいる。

私のルベルのセミナーでも登壇してもらった美容師さんは、今の集客のほとんどがInstagramだそうだ。
美容師業界ではググる時代が終わろうとしている。

歯科は治療内容が複雑で説明にHPが必要なのでもう少し息は長いが、最初の患者様の認知に関してはググる時代が徐々に薄れていく。

歯科は一般的なビジネスと比較して、5〜10年前後遅れる。
すなわち他の業種を見ていて歯科に応用すれば、先に手が打てる。
それが私の手法というか考え方だ。

今の時代、人はSNSに住んでいる。
朝から起きてチェック、通勤中、食後のゆっくりする時間、寝る直前までSNSに夢中だ。

人は時間的にSNSの住人なのだ。

ここから、10年後はググる代わりに
Chat GPTの出現によってチャトル時代が来るかもしれない。

さらに人はメタバースの住人になるのか?!

ここからの未来はそれを見定めて、早めに対応すれば問題ない。

歯科医師は患者様のために技術の向上は当たり前である。
さらに院長は経営者としても学ばないといけない。

私のIDLセミナーでは「治療、経営」の2つにフォーカスし、それを合理的に達成するためのマインドセットを行う環境を提供できたらなと考えています。

(今、夏から秋にかけてセミナーして欲しいと要望が頂いております。もし興味ある方はご連絡ください。)