レオ先生の治療実績/レオ先生の自費診療日記

レオ先生の治療実績/レオ先生の自費診療日記

レオ先生のアカウント→@leo_dentist_osaka

現在、私はこれまで培ってきた保存治療・歯内療法という専門性を活かし、Smile Design Clinicでは全ての根管治療の患者さんを担当しています。

自分でカウンセリングした方はもちろん、岩下先生が計画を立てた患者さんも、根管治療の必要性がある歯は私に全て任せて頂いています。

自費診療では特に求められる長期的な安定という点で、いつも「この歯は残せるかどうか?」という検討を毎日のようにしています。

私はいかに歯を残して長持ちさせるかというところにより特化していますが、どっぷりと大学病院に所属していたドクターとはいったい実際にどんな治療をするのか、今回は私の症例をご紹介したいと思います。

症例①

ある日痛みを感じてかかりつけ医を受診し、根管治療を開始したが、なかなか症状が改善せず、抜歯を提案されたものの、保存を希望されたため紹介状を持って来院されました。
初診時のレントゲン写真はこちらです。



治療を開始していくと、遠心根に大きな穿孔があり、そこに感染が及んでいるようでした。

穿孔封鎖とともに根管充填を行い



補綴装置を入れた後、現在に至るまで10年以上も経過良好に保っています。



抜歯を回避し、自身の歯を使えることを喜んでいただきました。

症例②

歯茎の腫れを繰り返し、膿みが引かないことから、かかりつけ医では抜歯しかないと言われたが、歯を残したいとの強い希望で受診されました。

初診時はこちら




歯根全体を取り巻く透過像があり、打診痛、深い歯周ポケット、排膿、サイナストラクトを認めました。

初回にて近心のイスムスの感染源を清掃し、穿通拡大した後には、根分岐部のポケットは減少し、排膿およびサイナストラクトは消失しました。
遠心にあったクラックを清掃し、症状が消失したのを確認して根管充填しました。




APF、ディスタルウェッジによる歯冠長延長術を行い、補綴処置をしたあと、5年以上経つ今でも全く問題なく機能しており、透過像は消失しています。




こちらの患者さんも

「あの時抜歯せずに自分の歯で噛めるようになって良かった」

とおっしゃっていただきました。

もちろん、完全に割れた歯や、残りわずかの残根などを何でもかんでも残すことが良いと思っているわけではありません。

歯が残せない場合は、インプラントはとても重要な治療法だと思います。
その中でもできるだけ自分の歯で噛める、その確率をあげることができるのであれば、患者さんにとって望ましい結果なんじゃないかと考えて取り組んできました。

現在までに、大きくその考えは変わってません
が、大学病院以外に色々な現場で経験を重ねるにつれ、何がベストなのかというのを考えさせられることとなり、それが今のSmile Design Clinicに入職を希望することに繋がっていきます。