根管治療での経営の実現/レオ先生の自費診療日記

根管治療での経営の実現/レオ先生の自費診療日記

レオ先生のアカウント→@leo_dentist_osaka

これまで歯を残すことにこだわってきた私ですが、岩下先生のクリニックを初めて訪れて話をした時には衝撃を受けました。

教育・研究機関でもある大学病院のいち勤務医と、自費クリニックの経営者目線では見ているもの、考えていることが全然違うと。

2022年の夏、大学退職と開業を視野に入れ始めていた私は、いつどのような場所で、どのようなスタイルの歯科医院開業を目指すか?を考えました。

新しく開業される先生は、まずは自分が今まで勤務していたところのやり方を参考にするケースが多いように思います。

開業するなら規模をどんどん大きくしてチェアを増やしていくような大型歯科医院を経営したい!というよりも、将来的にはチェアタイムをしっかり取った自費診療中心でやりたいと考えていた私にとって(そう思われている先生は多いのかもしれません)非常勤で様々なところに勤務したものの、これまで自費率の高い歯医者に勤めたことがありませんでした。

そこで自分の知識や経験を広げるべく、現在もお世話になっている京都の審美歯科で有名な先生や岩下先生にお会いすることになりました。

岩下先生から開業してどんな歯医者にしたいか?

を聞かれた際に自分の思いを伝えると

「上村先生の強みは何?」
「それを自費診療として患者さんに提供して、少なくとも10年以上持たせるためにどんな方法で自費に導くか考えてる?」
「どうやってそんな患者さんを自分の医院に集める?」

と矢継ぎ早に質問されました。

自分の頭の中には、保険診療で来られた患者さんにコンサルをして、自費診療を選んでもらうという方法しか頭にありませんでした。

すると

「ほとんどの先生はそうだね。でもそれで保険でいいですって言われたら、コンサルの時間ももったいないよね。最初から自分のやりたい診療に興味ある患者さんばっかりがきてくれたらどう?」

と言われた時には、それは全く頭になかった!
というか、そんなことできるの!?と当時の私は驚きを隠せませんでした。

今となっては、岩下先生のこのWebマーケティングの方法と結果を間近で見ているため「そんなこと」は十分できるんだと納得していますが、それ以上にまだまだハードルはありました。

「ただ、上村先生の得意な根管治療は、一番マネタイズが難しいと思う。」と。

矯正やインプラントのように、保険外の治療として一般的に浸透している処置と違って、根管治療は保険で安く治療できるし、患者さんにとっては何をされているかがわからないから、価値を分かってもらうのが難しいものです。

そこをいかにクリアし、より良い治療とその対価を得るために何ができるか?というのが、私の今後の目標です。