思い出の天国&地獄のジェットコースター 自費100%開業日記　連載再開
開業後2年間のおさらいだよ！ （第35話〜第57話の要約）

2019年の夏
私は開業した。

初日はすごく暑い日で、少し早めに出勤をして、スタッフと患者様を迎える準備をした。

それまでの1週間はスタッフとの診療の動きや道具の確認を行いドキドキ不安とワクワク期待が入り乱れていたのを今でも覚えている。

開業初日の患者様は1人。2日目は0人。

そこからのスタートだ。
アポは連日すっからかんだった。
ちなみにスタッフは2人だったが、2人で十分と呼べるほどだった。（第35話、第36話参照）

開業後は患者様は少ないながらも来て頂いたが、3ヶ月間でご祝儀来店が終わってしまった。

ご祝儀来店とは、紹介や開業を待ってくれていた患者様が来てくれる期間だ。すなわち4ヶ月目からが本当の経営のスタートだ。

開業後、4ヶ月目、5ヶ月目は残念ながら赤字となってしまった。
お先真っ暗になったのを今でもハッキリと覚えている。
（すなわち2019年の11月と12月は赤字だ。）

年末年始は1人でアイデアを捻り出し、なんとかせねば、足掻き、もがいた。
その苦悩と苦痛を過去の日記でも描いている。（第42話〜第44話参照）

2020年はなんとか一筋の光を見つけ、そこから順調に新患様のお問い合わせを伸ばした矢先！
新型コロナウイルスが始まった。。。

普通なら絶望的になるところ、なんとかピンチをチャンスに変えるべく考えアイデアを捻り出し努力した結果、お問い合わせを伸ばす事ができた。（第46話）

そこからスタッフも3人になり、患者様も順調に増えてきた矢先、Googleのアルゴリズムにより、またまた地獄に突き落とされる。

あるキーワードが日本一位だったのが、32位に落とされ患者様が激減。
月の売り上げが200-300万ぶっ飛んだ。
（第55話）

もちろんショックだったが、常にコツコツと努力してきた私の経験やアイデアを活かして、新たな挑戦に踏み出した。

過去のキーワードに固執せず、新たなキーワードを探し出し、ホームページをコツコツ作る毎日。
泥臭くコツコツ泥水をすする事のみ未来につながると信じて突き進む。

看板やLP（ランディングページ）をリスティング広告をしかけたり新たな戦略でさらに売り上げをさらに伸ばしていった。（第56話〜第57話）

ここまでが、開業後の100%自費開業日記の振り返りです。

ここからは、私の理想とする開業スタイルに向けての怒涛の日々が始まります。
お楽しみに！

開業前の先生は100%自費開業日記は是非とも第1話から見て欲しい。
当時の私も保険診療をバリバリやるつもりでした。
そこからなぜ自費診療に特化したのか。
そしてできたのか？
メンタルはどうやって保ったのか、などを刻々鮮明に綴っております。
必ずあなたのお役に立つと思います。

〜少し先輩からのアドバイス〜

経営のフェーズごとに戦略が違う。
私のセミナーでもお伝えしていますが、開業して3年間は、先ずはクリニックの収入を上げる事に注力すること。
患者様、スタッフ、家族を守り抜くためにも運転資金がない事には安心できません。

4年目からは経営の安定化を図ること。
患者様へより良い治療を提供するための更なる設備投資やスタッフの働き方改革や福利厚生を充実させる。
スタッフが辞めない安定した経営を実現するために環境整備が必要だ。

フェーズごとの経営戦略を考えること！