第69話 ラスボスとの最終決戦 機は熟した!

第69話

ラスボスとの最終決戦 機は熟した!

2023年4月から私の最後の挑戦が始まった。

最後のラスボスは 「インプラント」だ。

インプラントは大手の歯科医院もかなりの広告宣伝費をかけおり、資本力のないクリニックが戦うにはかなり難しいとされるジャンルだ。

さらにはポータルサイトや、患者様紹介会社まであり、一般企業の紹介ビジネスまで成り立っている。

これがどれだけ難しいかお分かりになるだろうか?

私はインプラント治療が好きだし、得意でもある。
開業前から、インプラント治療を求める患者様に最終的に来て頂くことを目標としていた。
そのために、インプラントの準備だけに2年の月日を費やした。

Webマーケティング技術に関しても開業してからの四年間でかなり成長したし、同時に治療に関しても自分のUSP、すなわち優位性を発揮できる技術や設備を整えた。

昔はインプラントのインストラクターもしていたが、残念ながらその時は私の教えたい内容ではなかった。

でも今の私は自分が教えたい事を明確に言える。

デジタル歯科治療を使って、いかに患者様の痛みや不快感、来院回数とチェアータイムの極小化を達成できるかの追求こそが私のしたい事なのだ。

これこそ、私が考える合理的歯科治療だ。

歯茎をできるだけ切らない、いかにしてナートをしないですむかを常に考えている。

フラップレスオペだと患者様の治癒は早く、痛み止め飲まなくてすむほどだ。
オペの最後にスキャンボディーを立てれば、次回はプロビセットまでできるし、場合によっては即時荷重も可能だ。
それにはIOSやCADソフト、3Dプリンターでのサージカルガイドなどを使いこなす必要がある。

前回行ったオペでは8本のインプラント埋入で66分で終わった。
単純計算で一本8.25分だ。
かなり早く何よりも患者様が楽だ。

Webマーケティングでは、インプラントについて2年前から育てていた専門サイトと、4月からLP(ランディングページ)のGoogleリスティング広告を仕掛け、データ解析を行い、お問い合わせの反応を見ながらPDCAサイクルを毎月回しながら再現性をみつけようと検証中だ。

SNSも専門アカウントを作り実験を繰り返している。
これらの掛け算で、とうとう結果が出始めたのだ。
結果とは、言語化するとインプラントの患者様が増え、月の契約が3000万を超える月もちらほら出てくるほどになった。

まだ安定はしていないが、フラグ(兆し)は立った。

私はラスボス「インプラント」をとうとう倒したのだ。

あとはこれを深掘りして、完全なる再現性を見つければ私の経営での自費開業での経営的な最終地点だ。
治療はさらに合理的歯科治療を追求する。

2023年、12月〇〇日時点で契約ベースでとうとう2億円を達成した。
(現在の条件:9時5時診療、チェアー3台、院長は週休4日。スタッフ5人。)

開業前に中松尾さんに私は何度も話していた。

3年で年商2億を超えるシステムをつくるので、4年目の売り上げ見ていてくださいねと。

「インプラント」というラスボスを倒せたらそれが可能だと計算していたが、そのとおりの結果だ。

治療のクオリティーを落とさずに、これらを達成するにはデジタル歯科治療を駆使しなければ到底、不可能だった。

合理的歯科治療と合理的歯科経営を追求した結果、私は開業前に考えていたクリニックの売り上げと治療を得る事ができた。

私は今、泣きそうだ。

自分の4年間の頑張りがこの物語を作ってくれたんだと。。。

最後に叫ばせてください!

「ラスボス!取ったどぉ!」