スマイルデザインクリニックの 最新デジタル環境を体感して/レオ先生の自費診療日記

スマイルデザインクリニックの 最新デジタル環境を体感して/レオ先生の自費診療日記



上村先生のアカウントはこちら→@leo_dentist_osaka


ちょうど1年前にスマイルデザインクリニックに入職してから、私の中の歯科医師人生で大きく変わったことが2つあります。

1つは自費100%を実現するための集患および経営戦略という点で、時代に即したwebを活用するその方法や考え方などは、今までに全くと言っていいほど聞いたことがなく、他業種を参考にして、無数のアイディアを考える岩下先生の姿に、今も刺激を受ける毎日です。

そしてもうひとつは、日々の診療におけるデジタル歯科治療の実践です。
これも時代の流れを素早く読み取って取り入れられ、いかに患者さんやスタッフの負担を減らして合理的な治療をするかということを目指されているというのは、これまでのこのアカウントの投稿でご存知の方も多いかと思います。

数年前から
「セレックでワンデートリートメント!
          即日で歯が入ります!」

といった広告宣伝をよく見かけていましたが、当時私自身はほとんど口腔内スキャナーは使ったことがなく
「へぇ、こんな方法もあるんだ」
ぐらいにしか思っていませんでした。

そんなすぐ入る歯なんて、噂であんまり適合良くないって聞いたことあるし、結局微妙なんじゃないの?と使ったこともないくせにうがった見方しかしていませんでした。

しかし今から3年前に勤め始めた非常勤先が口腔内スキャナーを取り入れており、そこで初めてデジタル歯科機器に出会うこととなり、私のしょうもない考えは一変することになりました。
「これは面白いな!」と。

そのクリニックでは補綴、修復物の印象でしか使用していませんでしたが、懸念していた適合などは単冠や3歯ほどのブリッジでは全く心配いらなかったのを覚えています。
(作製される技工士さんも素晴らしいからなのだと思います)

印象のスピードが圧倒的に速く、従来からの印象材の硬化時間を待つ必要がないので
「気泡入ってないよな…」などと無駄にドキドキすることがありません。
また肉眼では見られない角度でクリアランスなどの確認ができ、形成の手直しを加えれば、そこだけスキャンし直すこともできるというところに「これが新時代か…!」と驚きを隠せませんでした。

ただそのクリニックでは何列も並行してひたすら診療を行うことから、自分で色々操作する機会が少ないまま退職し、その後スマイルデザインクリニックで改めてデジタルと出会うことになります。

スマイルデザインクリニックでは、先ほどのような補綴物の印象のみならず、資料採りを行う初診患者さんの全てで全顎のスキャニングを行い、そのデータがクラウド上に保管されることで、パソコンさえあればどこでもチェックできるようになっております。
そして、それを診断に利用したり、患者さんへのコンサルにも活用したりしています。

また、初めて見た時にまたしても驚いたのが、スキャンしたデータを元に、院内でテンポラリークラウンのほか、バイトプレート、サージカルガイド、顎骨模型まで作製できるので、診療時間中にデザインを済ませてしまえば、あとは3Dプリンターが夜な夜な自動で働いてくれる仕組みが出来上がっているというところにありました。

今尚私は、スタッフとともに「もっとこれをこうしたら診療時間短くなるかな」と試行錯誤し、使えそうなツールを取り入れてどんどん効率化を図れるように検証するのが楽しみになってきています。

保険導入も近づいているという話も聞きますので、光学印象やってみたいなと思われている方はぜひ一度試されてみては如何でしょうか!