環境の変化は自身の将来に大きく影響する?/レオ先生の自費診療日記

環境の変化は自身の将来に大きく影響する?/レオ先生の自費診療日記



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前回のあらすじです。
2023年4月の入職までの間に、SNSアカウントをスタートさせて育て始めることにしました。

集めたノウハウによってある一定の成果は出たものの、マネタイズにはもう少し改善が必要で、導線をどう組むかを練る必要があったのでした。

そしていよいよ4月。
新しいところに来ると覚えなければいけないことが山積みで、事前にスマイルデザインクリニックの見学には来ていたものの、診療の流れや、物品がどこにあるかなどもわからず毎日バタバタしまくりでした。

そんな中でも、根管治療のアポイントの患者様に関しては、私がそれまでの間大学病院で専門にしてきた分野であることから、最初から全て任せて頂き、道具もやりやすいように揃えていいと仰って頂きました。

その代わり最大限の力を最短で出してほしいということでもありました。
(もう僕は根治することないから…と、岩下先生が使用していた道具はスタッフに片付けられてしまった!)

今まで訪問診療を含めて様々な診療所へ勤務してきて、自分が使いたい器具を勤務先まで自分で持ち運ぶドクターもいる中、私はどちらかというとそこにあるものを駆使して治療を行うので、一番いいものを何でも揃えていいと言われると逆にものすごく悩まされました。

しかし、これまでのように既にあるものでやりくりする方法では

「あー、いまこの器具あったらなぁ」

と思うこともあり

「ここにはマイクロがないから破折ファイルが取れなくても仕方がない」

「細いファイルがないから狭窄根管が開かなくてもしょうがない」

など言い訳の理由にしていたのかもしれません。

また大学病院では医局の教授の方針で、基本的に自費で根管治療はしないと決められており、とことんこだわって治療するものの、その対価で得られるのは保険診療の点数だけという、大学ならではのやり方でした。

そんな形で臨床を行ってきたところから、全てを自費で行うところに環境が変わるというのはプレッシャーでした。
最初は言い訳できない、失敗できない、中途半端なことはできない…でもタイパも意識しないといけない!と自分から勝手に雁字搦めになっていたのですが、岩下先生から

「ずっと根治を専門でやってきて、普通よりも沢山の歯を残せるスキルがあるのに、数十点の保険点数だけしか報酬が得られないのはおかしいし、もったいないよね」

と言って頂いてから、自分が今までやってきた専門性のあるスキルに対して対価を頂いたら良いんだと思えるようになりました。

毎日岩下先生からマインド面でのアドバイスも頂き、考え方も少しずつ変化していったのを実感します。
対価を頂くだけのスキルを更に高めるべく、エビデンスの収集や知識のアップデートもこの1年でさらに進化していったように思います。

環境が変わることで、その先の将来も大きく変わるのは間違いないです。
悩んでいるなら、何か行動を起こすことが1番の近道なのかもしれません。

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