第2話
今の自分の現状分析
「自分で開業するにはどういったスタイルでしようか?」
2015年ぐらいからぼんやりと、将来的には自費診療をメインで歯科治療をやりたいなとは思っていた。
この願望は歯科医師なら、多くの人が抱く夢だ!
でも、「やりたいこと」と「やれること」は違う。
世の中そんなに甘くないことは私も分かっている!
先ずは、集患について考えてみることにした。
私が今自費診療でやれている理由を冷静になって分析してみると。
①オーナーが有名な矯正専門医である
②オーナーのお知り合いの紹介
③梅田のヒルトンプラザという立地
④ホームページ集客
自分の力、ほとんど無し。。。。。。
やはりオーナーがいるから、自分があんな高級なところで自費専門で治療できているのだと改めて気付かされる。
ありがとうオーナー…
ホームページ集客だけが私の担当だったので、それしか私の優位性は無かった。
次は技術に関して
技術に関しては、この10年でSJCDやジアズ、筒井塾や色々な学会や勉強会にも所属し、毎週のようにセミナーに出かけていた。
インプラント手術やGBR,FGG,APF,CTGなどをしっかりと行えるようになってきたし、矯正治療にも毎日のように携わってきた。
ちょうど、インビザラインG6が導入され始めた頃で、抜歯症例でもマウスピース矯正で治せる時代が来ていた。
これからの時代はワイヤー矯正中心の診療からマウスピース矯正、すなわちインビザラインにも注目していかないといけないと強く感じた頃だった。
そして、勉強も初めていた。
さて、どうしたものか。。
技術面では、自費診療でもうっすら勝負できそうな目処はつくが、それらの技術を患者様にどう届けるかまでは正直考えていなかった。
技術を勉強するのは歯科医師として当たり前のことだし、実際に私より上手な先生は五万といる。
今のクリニックでは、ホームページだけの集客だけでは、経営は成り立たず、実際に、そこを考えてくれていたのはオーナーだったことに改めて気付かされた!
とりあえず、現状の選択肢としては、保険診療は外せない!
最初は保険診療をやりながら、将来的には、自費診療のみでやれるように頑張るしかないと思った。
(今、振り返ると、この時点では自分が自費診療のみで開業するなんて、全く考えていませんでした。
また、誰も周りの若手の先生で最初から自費専門クリニックを開業した人がいなかったのも、選択肢と考えられない原因の一つだった思います。)
次回に続く
(2017年7月の出来事 開業まで後24ヶ月)
〜少し先輩からのアドバイス〜
①自分の現状の客観的分析
→過大評価はしないこと
②やりたい事とできる事は違う