第4話 中松尾氏との奇跡の出会い

第4話

中松尾氏との奇跡の出会い

今日は、中松尾氏と初めて会う日だ。

少し捻くれ者の私は、会う前はこう思っていた。

私の友達は歯科医師として、もちろん成功しているので、自分を担当した人のことを良く言うのは当たり前であろう。

彼は、技術も人間的にも素晴らしく歯科医師として成功することはわかっていたし、誰が担当しても成功したと思う。

ということは、その開業のお手伝いをしてくれる担当者は実際はどうなんだろうかと。。。

事前に、箕面周辺(富裕層が多いので開業候補として考えていた)で開業したいと伝えておいたので、どんな返事が来るのか楽しみだった。

どんなビジネスにおいて市場調査は必須である。
マーケットの動向がどうなっているか、そしてどうなっていくかの予想である。

歯科医院の場合だと、少なくとも、その周辺の人口、人の流れ、競合医院の数と実力、駅や今後の地域開発による人口の増減。

保険診療を主軸とするなら、最寄りの駅の周辺の歯科医院には勝たなくてはならず、少なくとも、それに関する情報は欲しいなと思っていた。

診療が終わって、待ち合わせの梅田の居酒屋に向かった。

個室で挨拶を交わし、話し出したと同時に、中松尾氏はおもむろに資料を取り出し、それを私に手渡した。

そこには、箕面近辺の競合歯科医院のデータ、駅周辺の立地条件が書かれており、それを基に客観的な情報から中松尾さんのプレゼンが始まった。
もちろん近隣の歯科医院の情報なども色々と含まれていた。

ひととおり話終わったあと、私がまず感じたのは

「この人すげぇ」

「是非ともお願いしたい!」

一瞬で彼の虜になってしまった。

しっかりと客観的データをとって、実際に足を運び、人の流れも確認している。

彼は場合によっては歯科医院の前で、繁忙時間帯の時に、人がどのぐらい出入りするかをチェックするときもあり、アポイントなども、どれぐらい先まで取れないか電話で調査もするときもあるそうだ。

毎日、車で🚗関西中を走り回ってるので、土地感も半端ない。

これまでの開業経験も豊富で、夢物語でなく、現実的な側面からもアドバイスしてくれる。

データからリアルをしっかりと予想した実体験に基づいたプレゼンに私は感動した。

どれもが想像以上だった。

そこで、彼にお願いすることを即決して、2回目の会うアポイントを取った!

(本当に中松尾氏を紹介してくれたS先生には感謝している。本当にありがとう。)

次回に続く
(2017年10月の出来事 開業まで後21ヶ月)

〜少し先輩からのアドバイス〜

①受け身の姿勢で相談しない

→相手の意見に反論するとかではなく、建設的な話し合いの為に情報と心の準備を自分もしておく。