第17話
開業場所に一目惚れ!!
2018年 年が明けた!
あけましておめでとうございます。
今年は開業に向けて一気に行動していく年になる。
早速、土地探しが年始から始まった。
年末に中松尾さんから電話があり、とりあえず休みの日は土地探しのドライブに出かけるように段取りをしていた。
予め下調べをしてくれていた土地を一つ一つ見ていく。
人の流れ、一方通行などの車の出入り、近所の競合院が流行っているかどうかなど、色々な説明を聞きながら、自分の将来の歯科医師としての人生がその場所で実現するかもしれないのだから、かなり真剣である。
何十年とそこで、1日の大半を過ごす。
一つ一つの土地を緊張しながら、できる限りの想像力を働かせながら見ていく。
数日の間に、10個ぐらい土地やテナントを見ていくうちに、ビビッとくる土地があった。
その光景は今でも覚えている。
雑草が生え茂る少し寂しい土地で真ん中に大きな看板がポツンと立っていた。
中松尾さんに
「ここどうですか?」
と言われた時に
「良いですね」
と言った瞬間、中松尾さんは不動産会社に電話をかけていた。
中松尾さんはめちゃくちゃ行動が早い。
(ちょっと考えさせてよ。。。笑)
今、この土地は売りに出ているのか?
他に買いたい人はいるのか?
土地の情報はどうなっているのか?
土地の情報とは、地盤の地質や下水管、そして地域によって条例があり、色々な規制がある。
そして、何よりも値段である。それによって借入額が異なってくる。
だいたい周りの土地の坪単価がらいくらか、そして歯科医院を開業するのに必要な広さを確保するには何坪いるのか。
建ぺい率はどのぐらいなのか?
などなど。。。
今回、中松尾さんはテナントよりも、土地開業を勧めてくれた。
なぜなら、将来的な事を考えたなら、テナントよりも土地の方が絶対にお得だからである。
実際に毎月の返済額は土地購入と家賃はそう変わらない事が多い。
医院経営がうまくいったなら、結局、土地は資産として自分の手元に残る。
賃貸は何も残らない。
今回私の行う自費診療は、その治療を求める人がネットで調べて来てもらうスタイルなので、駅前である必要はそこまでない。
コスパの問題である。
どちらかというと、駅前とかの人通りが多い立地ではなく、ネットでの自分のホームページの立地の方が重要である。
しかし、今回の土地は大阪帝塚山は高級住宅街なので、かなりの借入額になるであろうことは予想された。
これを念頭に、中松尾さんが一瞬で借入額を計算してくれた。
かなりの額だ。。。
それを念頭に中松尾さんが紹介してくれた会計士さんに会う約束をした。
(2018年1月の出来事 開業まであと18ヶ月)
〜ちょっとだけ先輩からのアドバイス〜
土地とテナントの30年間に支払う額を計算してみてください。
もちろん、テナントは良い立地を抑えられますが、そのメリットを最大限に活かせる診療スタイルなのかをコスパから考えてみてください。