第21話 やる事が雪崩れのように襲ってくる!

第21話

やる事が雪崩れのように襲ってくる!

土地購入の件で、ゴタゴタしている間でも、年末に決めたやる事リストを必ず消化していかなくてはいけない。

今年中に必ずやる事は

・日本歯科審美学会の認定医取得のために、論文や症例をまとめて、東京の審査会での症例準備をする。

・ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医の取得のための30症例の提出準備。

・DSD(デジタルスマイルデザイン)のクリスチャンコーチマンの東京でのセミナーへの出席

などなど。。

これらの認定医に関しては、やはり開業するまでにどうしても取得しておきたかった。

なぜなら、これも開業時には一つの患者様からの医院を選ぶ判断基準になると思ったからだ。

本当に目が回るような忙しさだ。
時間がない。

さらに新しい案件も降ってきた。

インプラントのインストラクターの話を頂いた。
新しくインプラントコースを開設するらしく、数名選ばれてインストラクターとして指導するらしい。

それに抜擢され、既に決定事項だという。

どうしよう…

セミナーをやるということは、当日だけではなく、教材作りや打ち合わせでかなりの時間が取られてしまう。

開業準備をやりながら果たしてできるのか?

でも、せっかく上の先生方がチャンスをくれたのだからやるべきだろう。。。

うーん。。。

よく考えた結果、ここまで忙しくなったら一つ増えたところで、同じなような気もしてきた。

計画を立てて何も考えず、目の前のタスクをこなす事に全集中すること。

これしか解決策はない。

そこからは一週間でやることを決め、それを細切れにして、毎日のやる事リストをこなす日々。

止まらずにひたすら行動をし続けた。

まだ福岡の勉強会のコースも続いており、泊まりで福岡にも行っていた。

10本の矢を育てるためのアイデア探しの為に、福岡への往復時もひたすら本を読んでいた。

本当に辛い日々だが、救いはやはり子供と妻であった。

子供の顔を見る度に

この子の為に頑張ろう!
家族の為に頑張ろう!

と自分を奮い立たせる事ができた。

自費開業のリスクを覚悟した私には、守るべき存在は自分を強くしてくれるエネルギー源だ。

開業まであと一年程あるが、まだまだ頑張れる気がしていた。

次回に続く
(2018年4月の出来事 開業まであと15ヶ月)

〜ちょっと先輩からのアドバイス〜

自分の為に出せる力と、守るべき者の為に出せる力の差は一体どれほどのものか?
言うまでもない。