第23話 10本の矢の一本! 〜歯科デジタル革命に乗り遅れるな〜

第23話

10本の矢の一本!〜歯科デジタル革命に乗り遅れるな〜

2018年は私の歯科デジタル元年だ!

開業ネタの10本の一つとして、デジタル歯科治療は外せないと考えていた。

デジタルという名のつくセミナーは良否問わず、全て受講する事を決めていた。

というか、知識がまだ少ない段階で、良し悪しが全くわからないのに、どれを受講するか悩んでいても仕方がない。

自分に判断基準がないのなら、とりあえず情報をシャワーのように浴びて自分の評価軸をつくるところから始めるしかない。

大きな学会に出ても、先ずは「デジタル」という言葉がつく講演を全てピックアップして、片っ端から受けていく。

クリスチャンコーチマンのDSD 東京
日本国際歯科大会2018年  横浜
JIADSのデジタルコース   大阪
インビザラインの単発のセミナーはオンライン、リアルセミナー
ITIジャパンコングレス  東京

日本国際歯科大会も一人で走り回って30以上のデジタルの講演を聞きまくった。
勉強会もデジタル系のものを受講しまくった。

色々聞いていく内に、今の段階でできることと、できない事がなんとなくだけど分かってくる。
学会でも、IOSでフルマウスをやってる先生もいれば、3歯までの先生もいる。

まだまだ安定していない分野だが、ここから先がめちゃくちゃ楽しみで面白い分野だなと思った。

特にインビザラインはここから、ますます伸びることは分かっていたので、特に念入りに勉強することにしていた。

毎月のようにオンライン、もしくは本町のアライン社のセミナールームに足を運んだ。
受けれるものは全て受けまくった。

さらに、デジタル好きでApple好きな私は、Macの窪田先生のコースにも行かせて頂き、そこで色々なデジタルの話を聞かせてもらった。
窪田先生はやはりすごい。
合理的で色々なデジタル歯科治療、特にIOSの問題点をクリアするために、今も実験と検証を繰り返し進んでいく。

後日、私のデジタル歯科の先生でもある、技工所バイオビジョンの辻さんも紹介してもらい、セミナーにも行き色々と教えて頂いた。

今では自分でソフトをいじりながら3Dプリンターで仮歯、バイトプレート、サージカルガイドまで、作れるようになった。

3Dプリンターが動かない日はほとんどない。3Dプリンターは機械なので、文句も言わず夜中もせっせと働いてくれる。

これがデジタルの良いところだ。診断も全てIOSで撮影した画像でするので、マルモは殆ど撮らなくなった。

私が考える合理的歯科治療ではデジタル歯科治療は外せない。

模型レスな時代はもうそこまで来ています。
これは経営的にもかなりメリットがあることは間違いない。

次回に続く
(2018年6月の出来事 開業まであと13ヶ月)

〜ちょっと先輩からのアドバイス〜

これからの開業される先生はデジタル歯科治療を念頭に入れた治療システムを構築すべきです。
IOSで印象してデータをドロップボックスに入れれば、補綴物だけが小さな箱に入ってクリニックに届きます。
それが、普通になります。