第25話 束の間の休息→サバイバルゲーム

第25話

束の間の休息→サバイバルゲーム

息抜きも大切ですよね!

まだまだ暑い2018年の9月。

ToDoListに追われ、毎日休みなく動き続ける。

強制的にリセットしないと、暇が有れば文章を書き、開業の打ち合わせと準備を繰り返す毎日。

精神的にも疲れを感じてきて、能率も下がってくる。

これではダメだ!

そこで、久しぶりに家族旅行に行く事にした。

北海道の釧路と知床半島に行こう!

大学時代、友達6人でレンタカーを借りて北海道を一周したのを思いだす。

釧路の和商市場の勝手丼が忘れられない。
めちゃくちゃ美味い。
酢飯に好きな刺身をどんどん載せても2000円いかない。
子供に食べさせてやりたい。

北海道に出発!!!

当日、関西空港から釧路空港に向かうが、台風が近づいているという。

何とか飛ぶということで飛行機に乗り込んだ!結局、私達の便がその日の最後の便だった。

次の便からは台風で全て欠航になっていた。

ついてる!

ギリギリセーフだ!

(しかし、残念な事にその後、関空の橋にタンカーが突っ込むというニュースを聞く。皆さん覚えていますか?)

釧路空港について、車を借りて和商市場で念願の勝手丼を食べる。

学生の時は少しお金を気にして、思う存分食べれなかったので、今回は思い切って好きなだけ刺身を乗せてみた。

それでも2000円ちょっとだった。

めちゃくちゃ美味かった。

子供はイクラが好きなので乗せまくり!

幸せを噛み締める!

そこからは世界遺産の知床半島にいき、一泊してから半島をフェリーで見ようと思って計画していた。

知床のホテルに行き、寝た。
しかし、そこで問題が起こった!

目覚めると何か変だ。外が騒がしい。
電気がつかない。
皆さん覚えていますか?

北海道東部地震である。

完全に電気が止まってしまい、信号も全て止まっている。

さて、どうしたものか?

とりあえず考えても仕方がないので、目的の知床半島フェリーに乗り景色を楽しんだ。

アホだ。
みんなの逆をいくのはその時からだ。
釧路に戻った。

途中の道は全て信号機が着いていないので、飛び出しの車に気をつけながら帰る。

釧路に着いた。町中に電気がない。

ヤバイ。

ホテルも電気がないので、泊まれないらしい。

大人は何とかなるが、今回は子供がいる。

子供を不安がらせないように、サバイバルゲームだよと説明して誤魔化した。

子供はゲームと聞くとテンションが上がる。

行くところがなく、釧路駅で立ち往生していると市役所は非常電源が施設内にあり電気があるらしい。

しかも泊まれるところを提供してくれるという情報を聞き、旅行バックをゴロゴロ引きづりながらいくと、3人で手を繋ぎながらトボトボ歩いた。

避難所で毛布と非常食をもらった。

屋根があるところで寝れる安心感はハンパない。でも、俺たち帰れるのか???

ダメなことだが、ドMな私はヤバイ反面少しドキドキ、ワクワクしてしまっている。

結局、家族で釧路市役所に泊まり、ダメもとで釧路空港に行き4時間ぐらい粘っていると、キャンセル待ちがあって帰れることになった。

関空に着き、帰りはタンカーが突っ込んだ橋を横目に見ながら家に何とか帰る事が出来た。

今回のサバイバルゲームによって開業のことを一時は忘れる事ができたので、これはこれでアリかなと思った出来事でした!

次回に続く
(2018年9月の出来事 開業まであと10ヶ月)

〜ちょっと先輩からのアドバイス〜

問題が起こったとき、その時考えられる最善策を考え直ぐに行動に移す。キャンセル待ちを一瞬でも躊躇したら帰れなかった。