第43話
ベリークルシミマス 地獄への階段か?
12月に入り、街はクリスマスモード!
私のメンタルはクルシミマスモード…
スタッフには
「大丈夫!任せとけって!」
自信満々にいうが、心の中では
「本当に大丈夫か?」
と自問自答を繰り返す毎日。
11月は赤字だった。
先が見えない。
12月も赤字の予感しかしなくなる。
ぶっちゃけ、メンタルがどんどん沈んでいく。
赤はクリスマスカラーでラッキーっ!!!
てな訳にはいかない(苦笑)
契約して頂いた分の治療の患者様は来られているので、丸一日患者様がいない日はないが、新患さんのお問い合わせがほぼない。
因みに、クリスマスイブの患者様は1人。
クリスマスの患者様も1人だった。
マジか!
半年経ってこの雰囲気は流石にまずいくないか?
焦る一方だ。
しかし、焦っても何も変わらない。
せっせと腰を曲げて、未来への種まきをするしかない。
具体的にしたことといえば、
プロのカメラマンに私やスタッフの写真を撮影してもらったり、他社とコラボできないか?などを考えて、ロングライフなどの広報担当の方とミーティングなども行った。
もちろんホームページの更新もどんどんしていく。
この半年間、毎月ホームページの更新はしていたので、その反応が来年から出るはず!!
絶対に出るはず…絶対に。。(泣)
と自分に言い聞かせながら歯を食いしばりながら頑張った。
家に帰ると寝ている娘の手を握って
「絶対に幸せにしてやるからな!失敗はできない」
って何度も心に誓う。
娘の寝顔だけが私の心を癒してくれる。
12月30日 仕事納めの日!
患者様は1人。。
10-11時のアポで終わり。。。
午後はアポがなかった。
大掃除をして終了!
みんなに半年間ありがとうって感謝の気持ちを伝えて1年を締めくくった。
来年は忙しくするから、待っててね!!!
良いお年を!
はぁ〜っ (ため息)。。。。。
みんなが帰った後、一人でコツコツと作業に入る。
なぜ患者様からのお問い合わせがないのか?
何が悪いのか?
どうしたら良いのか?
一人で頭を抱えながら毛布にくるまり、院長室でブツブツ独り言を言う。
完全に危ない人である。
12月の売り上げを確認する。
結果的に11月よりさらに悪化していた。
これが続けば経営を維持できない。
12月のお問い合わせは2件。
運転資金と開業初めからの3ヶ月の売り上げで当面は大丈夫なはずなのに、メンタル的には、来月にでも倒産しそうな状態だ。
どん底である。
先の見えない、経営の財政状況は本当にメンタルがやられる。
キャッシュがある間に次の施策にでないと、本当に動けなくなる。
何がいけないのか?
何をすれば良いのか?
年末はひたすら考えた。
仮説を立てて、それらを検証する施策をひたすら考えていた。
一人でブツブツ言いながら。
2019年の大晦日
私は生きた心地はしなかった。
〜少し先輩からのアドバイス〜
開業してから約40ヶ月が経過した。
結果的に赤字になったのは、2019年の11月、12月の2ヶ月だけである。
今だから話せるが、当時は本当に不安で仕方がなかった。
でも中松尾さんが常に励ましてくれた。
「1年は覚悟しないとダメですし、それは想定内です。
運転資金が十分にあるので、大丈夫です。」
何度も励ましてくれた。
本当に彼には助けて頂いてばかりだ。
ありがとう…中松尾さん!