第47話 新たなモンスター現る!君の名は。「コロナウイルス」

第47話

新たなモンスター現る!君の名は。「コロナウイルス」

2020年3月。
ハワイ旅行中はリラックスできてはいたが、旅行中も頭は帰国してからのことを考えていた。

「コロナウイルス」問題だ。

日経は大暴落し、緊急事態宣言が発令されるという。

開業して一年も経っていないのに。。
でも落ち込んでばかりはいられない。

どうなるか不安はあるが、変化に対応できない者が滅びるのは明らかである。
コロナにどう対応するかで今後のクリニックの命運は変わってくる。

逆にこのピンチをチャンスに変える事ができれば勝ちだ。少しワクワクしている自分もいた。

「変化に対応する」ことは成長にもつながる。
しかし、当たり前のことだが、自分も変化を強いられる事になる。

人間はそもそも変化を嫌がる生き物だ。
これは脳の機能の一つで「恒常性維持機能」という。

昨日の自分を今日も繰り返そうとする。
なぜならば昨日の自分は生きられたので、今日もそれを繰り返す事の方が、生きられる可能性が高い。
生命維持の本能に関わるのかもしれない。

しかし、これは外部環境が大きく変わったり、自分を大きく変化させたい時に足枷になる。
反応が遅れたり、変化に対応できずにそのままズルズルと現状を維持してしまうからだ。
それを頭で理解した上で、変化を怖がらずに進んでいかなければ、周りが進化している時代は、相対的に自分は退化していくことになる。
 (さらに言うなれば、自分を大きく変化させたいときは、環境を変えるのが1番手取り早い事は常に私が言っていることだ。選択と集中によって。)

結果的に、私はこのコロナウイルスのピンチをチャンスに変えて、お問い合わせを更に増やす事ができた。

えっ?どうしたかって?

いくつかあるか、その一例を紹介します。

まず、当院は閑静な住宅街でクリニックの前は住んでる人しか通りません。
そしてそもそも自費診療なので、来院される患者様も少ない。

そうです。
そもそも人が少ないのです。
ということは、逆に「密を避ける」ことができるではないか!

しかも、完全個室で受付でも人が出会うことはほとんどありません。
なぜなら、お会計も基本的にチェアーサイドで行います。
クリニックに来る道もあまり人に会いません。

最初、デメリットだった立地がこのコロナウイルスでプラスになった。

他には当時マスクが足りなくなり、皆さん困っていたので、マスクを配りそれも大変喜ばれた。
それを前面に打ち出す新たなホームページも作った。

その他にも色々ありますが、何を言いたいかというと、何かが起こったときに皆さんが困ったり心配しているところに何かアプローチできないか?を考えることです。

そこに勝ち筋があるのです。

ピンチをチャンスに変えれないか?
その思考は常に持つと良いと思います。

〜少し先輩からのアドバイス〜

起こった事象と感情の間には距離がある!

例えば、何か悲しい出来事が起きた時にそれは本当に悲しい事なのでしょうか?

悲しいと自分で思い込んでいる、もしくは悲しいという感情を自分で選択していませんか?

その事象のとらえ方を変える事で、それが何かの気づかせやキッカケになる事が多々あります。

私もまだまだできてませんが、コレができれば感情をコントロールできる事がありますよ!