第48話
コロナで起こったことは?!押し寄せる外国人!!!アイキャントスピークイングリッシュ ベリーウェル!
2020年。4月前後は緊急事態宣言が発令され、ネットやテレビは大騒ぎ!
日経も乱れ、医療機関が緊迫、飲食店も大変だ。
そんな中、当院で起こったことは何か???
「都会に行きたくない、満員電車に乗りたくない、車で来れる」
このような事を念頭に考える患者様が押し寄せたのと同時に、さらに起こった事は
「外国人の患者様」
が押し寄せたのだ!
押し寄せたいっても月に外国の患者様が5-8人ぐらいだ。
内容は
「コロナで母国に帰れなくなったので、矯正治療の続きを診て欲しい」
「ブラケット装置が外れたので付け直して欲しい」
「暫く母国に帰れないからワイヤーを外して欲しい」
「ワイヤーのエンドが痛い」
など、いわゆる矯正関係の急患が比較的多かった。
あとは、逆に
「母国で矯正治療をしようと思っていたが、帰国できないから今、やろうかな!」
という人もいた。
前者の急患に関しては、痛みと明らかに治せる急患対応はしたが、治療の引き継ぎは絶対に行わなかった。
ゴールが分からないものを途中から引き継げる訳もなく、言葉の問題もありニュアンスの違いからさらなるトラブルになり、ややこしくなる可能性があるからだ。
もちろん、他の主訴の患者様も来た。
セラミック治療や新たにインビザラインの治療を希望される外国人の方々だ。
外国人の患者様の中には有名な方もいて、プロ野球でホームラン王を取ったこともある人だ。そういった方からも連絡がきた。
これは開業前に考えた10本の矢の一つだったが、外国人のために作成した英語版のホームページがここに来て日の目をみたのである。
作っていた時はコロナなんて全く予想もしていなかったが、結果的に未来への種蒔きが大きく実った。
当院はTCとDHがとても優秀で英語がペラペラに話せ、基本的に話せる人達の中では私が一番話せない。。。
月2回、ネイティブの講師をクリニックに呼んで英会話レッスンを行っているが、私が1番頑張らなければならないのだ!
英語対応のクリニックとあるが、よくあるのはドクターだけが話せてスタッフが話せない。
外国人の患者様のストレスとして、アポイントやお会計、ちょっとした聞きたいことが聞けないことらしい。
私は英語対応のクリニックとはドクターだけでなく、スタッフも話せることが重要であると思う。
治療内容は決まりきった事を話すことがほとんどなので、それはテキストにしてテンプレ化すれば良い。
逆に患者様の悩みや、ちょっとした質問に優しく答えれるスタッフのほうが貴重な存在だと思う。
私があまり話せないのに、外国人の方々に来て頂けるのは優秀なスタッフのおかげだ。
本当にみんなありがとう。
ちなみにここだけの話、たまたまかもしれないが東南アジア諸国のワイヤー矯正はひどいのが多かった。
ラウンドワイヤーでレベリングして終わり?みたいなのが多かった。
世界中の矯正治療を見れたのは面白い経験だったなぁ!
〜少し先輩からのアドバイス〜
コツコツと未来への種蒔きを腰を曲げてせっせとやっておくと、その時は食べれないが、後に大きな果実を食べることができる。
まさしく今回の英語版ホームページがそうだ。
コロナで外国人患者様が来るなんて予想だにしなかった。
未来への投資は常にしておくのが重要ですね!