第50話
2020年は「見学させてくださぁい!」の相談がめちゃくちゃ来たよ!
2020年の夏はクリニックの見学希望のお話やメールを沢山頂いた。
見学の目的は、自費専門クリニックとはどんなものか知りたいことが中心だったが、他にはスタジオの設定やデジタル関係、TCの話などであった。
当時は全ての先生方に3時間かけて、クリニックの案内と先生方のご相談に乗らせて頂いた。
(今は申し訳ありませんがお断りさせて頂いております。)
過去数十人の先生方が見学に来られたが、悩まれている事はほとんど同じだった。
「自費診療をメインにするか、自費率の高いクリニックづくりをしたい!」
歯科医師にとって自費診療は
良い材料を使えて仕上がりも綺麗で、そしてなによりも時間を確保して納得のいく治療ができる。
必要な時間をしっかり確保できるので治療クオリティも上がる!
「みんな自費診療をしたいですよね。ではどうやって自費診療を望まれる患者様を呼びますか?もしくは、呼ぶ方法を考えていますか?」
と私は多くの方に質問したが、答えられる先生はいなかった。
「やりたい事とできる事は違う!」
私がよく使う言葉ですが、この二つにはかなり距離ある。
しかし、それと同時に
「思考は現実化する」
という言葉もある。
思考を現実化させる為には
「ゴールを達成するまでの道のりを知り、それをやる方法を知る。あとはそれに対して何をどのくらい代償として差し出すか?」
差し出すのは「時間と労力」だ。
時には「お金」も必要だ。
やりたい事が大きければ大きいほど、差し出す代償は大きくなる。
「絶対に成功する。どんな苦難も受け入れる」
その覚悟ができるかどうか。
自分でその方法がわからないのなら、お金を払って達成までの絵を描ける人を雇えば良い。
簡単にいうと、中松尾氏のようなコンサルタントを雇いアドバイスを頂く。
そして提案された物をひたすら、時間と労力を差し出して黙々とやるのだ。
見学に来られた先生方のお話を聞いていると、今まで働いてきた上司のやり方や思想を継いでいる事が多い。
又は身近な先輩や勉強会などの周りの先生である。
それが悪いわけでは決してない。
でもその先生方と違うことをしたいのなら、新たな環境に飛びこむことをおススメする。
行動の習慣化は30日だが、思考の習慣化は180日かかる。
しかも思考については、環境や身の周りの思考に引き戻されやすい。
私は開業前に所属していた勉強会を全て辞めた。
理由は、周りの若手GPで自費専門で開業した人は誰もいなかったので、反対や否定をされると思考が引っ張られてしまう恐れがあったからだ。
もし自費開業に肯定的な環境が身の回りにあれば、そこに飛び込みたかった。
「人は環境の子」
私のIDLセミナーは
技術をもった先生方が自費メイン、もしくは自費専門でやりたい先生方の「マインドセットをする場」になれば良いな
と思い作らせて頂いたセミナーです。
もし、ご興味有れば一度覗いてみて環境を変えてみるのも良いかもしれません。
〜少し先輩からのアドバイス〜
1番親しい周りの5人の平均が自分である。
自分が成長していくと浮いてしまう。
それを怖がらないで欲しい。
そういったときは新たな輪に飛び込もう。