第53話
山羽 徹先生との出会い
第50話の日記でも書いたが、2020年は見学の先生方が沢山来られた。
そこで初めてお会いする先生方の中で私のセンサーにビビッときた先生がいた。
それは「山羽先生」である。
クイッテッセンスでお名前は拝見した事があったがどんな先生かは全く知らず、面識は全く無かった。
辻さんのご紹介で、クリニックを見学されたいとのことで、衛生士さんと来られた。
私もそんな上の先生が来られるなんて思わなかったので緊張したが、話すとすごく気さくで素敵な先生だった。
おこがましいが山羽先生の質問は角度が鋭く、自費専門の難しさや、診療システムのことなどの深いレベルでの質問のやりとりが楽しかった。
話は面白く一瞬で時間が経過した。
あと山羽先生のデジタル歯科治療の話もすごく興味深かった。
そこで、本当に久しぶりに私から
「山羽先生のクリニックに見学に行かせて頂きたいのですが、宜しいでしょうか」
とお願いした。是非とも山羽先生のデジタル歯科治療をこの目で見てみたいと。。。
後日、枚方の山羽先生の診療所にお邪魔することになった。
今は移転されて
「とうかえでの道デンタルクリニック」
となっているが、私が行ったのは前院のクリニックだった。
そこで、私は見たのだ。
「真のデジタル歯科治療」を。。。
山羽先生は出し惜しみもせずに全て見せて、説明してくれた。
その中でもやはり印象に残ったのは4つである。
①院内の情報のネットワーク関係の導線
②1年以上、シリコン印象を行っていない!
③基本的に、全てのケースでサージカルガイドを使用
④仮歯は3Dプリンターで作製
それぞれが、どれだけすごい事かわかるだろうか?
特にシリコン印象をまだしている私にとって、それを1年以上していないということが、どれだけ、別の世界の歯科治療をやってるんだろうと興奮した。
サージカルガイドについてもそうだ。
山羽先生ならサージカルガイドを使わなくても、正確に思うところにインプラントを埋入できるはず。
でも、その山羽先生が基本的に全てのケースでサージカルガイドを造るということが何を意味するのか???
それが答えだ!
やはりサージカルガイド、さらに即時プロビをセットできれば、オペ時間の短縮、患者様の痛みや、来院回数の軽減などメリットは計り知れない。
サージカルガイドを造る手間より、それ以上のコスパが良いから造るのだ。
山羽先生は合理的な先生だ。
無駄をいかに省き、患者様の苦痛の軽減、治療の質の向上はもちろん、経営的にもデジタルを使いこなしている。
その他にも色々なテクニックやアイデアが満載な診療所で久しぶりにワクワクして、夢のような時間だった。
私の目には山羽先生が
「ポケモンマスターならぬ、デジタルマスター」
に映った。
山羽先生のすごいところは
今あるアナログでやってる歯科治療を、どうやれば全てデジタル歯科治療で完結できるか?
を考え工夫されている。
デンタルバイオビジョンの辻さんもそうである。
こういった人達がデジタル歯科治療を発展させていくんだろうなと感じた。
〜少し先輩からのアドバイス〜
今も山羽先生の「Implant studio online college」というセミナーでサージカルガイドのセミナーを受けているが、院内でサージカルガイド作製をマスターしたい人はオススメですよ!
興味ある方は下のURLへ入ってもらうと詳しくセミナー内容を知ることができますよ!
https://ts.yamaba-implant.com/