第56話
起死回生に向けた3つの矢とは?
2020年の間に考えていたネタは沢山あったし、検証したいことも山ほどあった。
今回のGoogle神の試練を受けて、私のアイデア20本から3本の矢を取り出した。
その3本とは?
❶医院の看板をつくる
❷LP(ランディングページ)とリスティングの作成
❸新たなキーワードの発掘とページ作成
①の看板についてだが、私のクリニックは周辺の住民には歯科医院と認識されてなかった。
私の医院名は
「Smile Design Clinic スマイルデザインクリニック」
なので、デンタルや歯科医院という文字は一切入っていない。
「歯を治療して、笑顔を素敵にするお手伝いをしたい」
という思いで名前をつけた。
これを見て一般の人がどう思うかというと、家などを設計するデザイン事務所と勘違いする人が1番多かった。
家を立てたい、デザインして欲しいという人が結構入ってくる。
お決まりジョークとして
「当院は歯科医院なので、歯のデザインしかできません」
とユーモアでひと笑い取ってお帰り頂く。
カフェや美容院と間違える人も中にはいた。
②LPに関しては、インビザラインのLPを早急に作成にとりかかった。
専門の業者さんと内容、デザインの打ち合わせを行い、2ヶ月弱をめどにリスティング広告をしかける準備をしていった。
③新たなキーワードの発掘とページ作成
キーワードの選定の仕方はこの1年で勉強したので、それを調査するのに2ヶ月程、時間をかけた。
調べるキーワードの目安は、ある程度みんなが調べるが、大手がまだ気付いていないキーワードだ。
そして各キーワードを調べた後、そのキーワードの競合医院を調査して、内容までチェックする。
大手の歯科医院が入ってるキーワードはできるだけ避ける。
その理由は資本力で来られると負けるからである。
資本主義は資本力が、あるところが結局勝つのである。
私のような弱小企業は絶対に大手と戦ってはダメだ。
大手が来たら逃げるが勝ち!
でもどうしても大手と戦いたい場合、1つ方法がある。
それは「属人性」で戦う事である。
属人性とは、その先生にしかできないという、その人にしか属さない性質で戦うことである。
大手は何十人という先生がいて、年商も高くなるので、広告宣伝費もかける事ができ、結果的にSEOも強くなるのは当たり前である。
しかし、各先生の特徴は薄れる傾向にあり、勤務医は最終的に辞めて開業することを考えないといけないので、その先生の属人性を逆にだしてはダメなのである。
逆に1つのクリニックの院長なら、院長の色を全面的にだして集患する事ができる。これは実はSNSとも相性がよい。
私はこの三本の矢に全リソースをぶち込んだ。
2020年の年末は去年と同じで地獄だったが、地獄の中でも、自信と前向きな気持ちで対応できる事ができた事に自分の成長を感じた。
〜少し先輩からのアドバイス〜
開業は人を成長させます。
開業というチャレンジを楽しんでください。
難しいですが、前向きな気持ちで自分の成長の場と考えたら、こんなに成長できるチャンスはないですよ!