Smile Design Clinic レオ先生の 岩下先生から学ぶ100%自費診療日記

Smile Design Clinic レオ先生の 岩下先生から学ぶ100%自費診療日記

レオ先生のアカウント→@leo_dentist_osaka

皆様初めまして!
Smile Design Clinic の上村怜央と申します。

私は2023年4月にSmile Design Clinicに入職し、はや9ヶ月が経ちました。

岩下先生と最近よく「去年とは環境が全然違うよね」という話をしており、今こうして100%自費クリニックに身を置くことで、実際に何がどのように自分の中で変わったかという実体験をお伝えできればと思い、書かせていただくことになりました。

私は大学卒業後、そのまま母校の保存修復と歯内療法を専門とする医局に残っていました。
学生時代はあまり開業志向がなく、大学ならではの、研究や教育に携わりながら専門的な診療にどっぷり浸かるのも興味があって面白いかなという理由でした。

所属が歯内療法の専門科であるため、研修医の時から毎日のようにマイクロスコープを使用しての治療を行っていたのは今でも大きな財産になっていると思います。
(実はマイクロを見る時、まばたきを忘れるくらい集中して目を見開いているせいか、充血しすぎて白目から出血して色々な方にびっくりされるのがつい最近の悩みです。)

今でこそ、様々なクリニックでマイクロスコープやCTが完備されており、全ての根管治療を担当しているSmile Design Clinicでも、大学病院時代と同等の治療ができていると思っていますが、10年前の当時は、病院内ではたしか私の科にしかマイクロスコープがなく

「器具が折れた」
「痛みが引かない」
「根管が見つからない」

などの紹介状を持った患者さんがたくさんいらっしゃり、担当になった方を必死で治していました。

「いかに歯を残すか」という専門技術の習得に没頭し、抜歯を回避することで患者さんにも喜んでもらえる経験が得られたのは良かったと思います。

技術の習得だけでなく、日々進歩するエビデンスに基づいた診療を行うための論文抄読や、新たな技術・材料開発を行うために、研修医終了後大学院に進学し、4年間で歯学博士を取得しました。

大学院時代は本当に過酷で、学年が上がるごとに、研究を遂行するために診療室に出る日数が削られていくはずが、自分の場合はどんどん増える患者さんを見ていくため、昼休みも返上して日中の研究時間をすべて毎日診療に充て、17時に昼食を食べて、そこから実験を行い、23時や0時に帰宅するという生活を送っていました。

今から7年ほど前の、この大学院時代に岩下先生と出会っており、それが今に繋がっているのはまた後々のお話です。

しんどいことがあれば、それに伴って得られることもあるもので、研究を指導していただいていた他科の先生から、口癖のように
「新しいことはとりあえずやってみよう。じゃないと何も検証できないから。」
と教えていただいたことがずっと心に残っています。

現在、岩下先生から

「この患者さんのこの治療やる?いける?」

と聞かれると、私は大体やります!と即答するのですが、それが岩下先生にはいつもびっくりされます。

これも、先ほどの大学院時代のある先生からの教えが私の原点になっているのかもしれません。
もちろん準備を完璧にしてから取り組むことも大切ですが、時にはビビらずに大胆に一歩踏み出すことが成長に繋がるのかなと感じています。