岩下先生との面接、そして…挫折/レオ先生の自費診療日記

岩下先生との面接、そして…挫折/レオ先生の自費診療日記



上村先生のアカウントはこちら→@leo_dentist_osaka

前回の続きです。

2022年7月。
大学退職を決意し医局の教授にも伝えた私は、元々岩下先生と知り合いだった妻の協力のもと、早速お会いする約束を取り付けたのでした。

約束の日。
先生にお会いするのは2度目で、以前は少しご挨拶する程度だったので、実質初対面みたいなものでした。

実家近くの歩き慣れた大通りを進み、有名な洋菓子店の裏に入って住宅街を少し行くと、すぐにクリニックに到着。
訪れた第一印象は

「…!!これが歯科医院…!?」

パッと見では歯医者とわからない、高級感溢れる綺麗な外観や受付周りに圧倒されました。

早速お話を伺うことになり、その内容がこれまで私が行ってきた歯科臨床とは発想から違うことにさらに圧倒されました。

ターゲット層の変遷、患者さんを呼ぶための様々な手段、調べて来てもらうには何をどうすれば良いか、自分や家族が幸せに過ごすためにはどうするか、自ら発信することの重要性など、初めて聞くことばかりだったものの

「なるほど!確かに!」

と納得させられっぱなしでした。

この時点で私は先生のお話に見事に魅了されたのかもしれません。

そして岩下先生の自費100%診療を成り立たせるための根本には、ひたすら勉強会やセミナーを受講して経験を重ねて
「顎オペ以外は全部する」
と決めておられ、これまで積み上げてきたあらゆる分野の歯科の勉強量があってこそなんだと知りました。

歯科医師として自分が今まで「この分野興味ないな」や「保険やったらまあこんな治療必要ないやろ」と選り好みしてぬるま湯に浸かっていて、何かと理由をつけていかに本気じゃなかったかを改めて思い知らされ、愕然とし落ち込みました。

ずっと同じ環境にいてそれなりの収入があることでモチベーションの下がっていた私は、このくらいまでしないと自分がしたいことはできないと思い、大量に行動すること、環境を変えることをその時に決意し、奮起しました。

そこから約1ヶ月たったころ、今後の勤務先を本格的に探そうとしていた矢先、岩下先生から一通の連絡が。

「明日一気に投稿をするから、興味ある人に勧めてくださいね!」と。

【歯科医師募集!】…マジか。

翌日の4連続投稿を全て見た後色々と考えたが、最終的には「これはいくしかない!」と決め、岩下先生に応募の連絡をし、面接に進むこととなりました。

面接では先生からの質問に答えながら、自分の今考えていることを伝えました。

何年後に開業を考えているか、どういうスタイルでしたいか、それはなぜか、スマイルデザインクリニックで何を学びたいか、この面接がダメだったらどのような道に進もうと思っているのか、など率直に述べたところ、覚悟はしていたが、私のことを考えていただいたからこその厳しい意見を沢山頂きました。

終わった瞬間思ったことは

「あ、落ちた。先生が求めてる人とは違うかったんやわ。」

のただ一つ。

こんなに手応えのない面接は初めてで、そこからしばらくメンタルは落ち込み、言われたことをずっと引きずりました。

「勉強が足りない。オプションが少なすぎる。周りの同年代はもっとできる。」と自分でもわかっていたことが胸に突き刺さりっぱなしでした。

ようやくこれを糧にして、別の職場を探すかー!勉強また頑張ろ!と思ってすぐ、ある連絡が入りました。

次回に続きます。